産後のシミとホルモンバランスには大きな関係が

産後のシミ、気になっている方も多いのではないでしょうか。
生まれたての赤ちゃんのお世話をしながら日々悪戦苦闘、昼夜関係なく、ほんの少しの時間でも睡眠にあてたいものですよね。
座ったまま、うたた寝していたことの経験は誰しもあるかもしれません。気付けば、あっという間に時間が過ぎ去っているものです。
ある日、ふと、洗顔後に鏡を見て、びっくりする方もいらっしゃるかもしれません。まさか?と鏡を覗きこんでもやっぱりシミだ・・・と。
この産後のシミ、大きな理由はホルモンバランスの不調といわれています。
特に妊娠中は女性ホルモンの分泌量がとても増えます。
女性ホルモンのうち、妊娠維持のためにとても重要な黄体ホルモン(プロゲステロン)は、メラニン色素を活発にさせる効果があり、肌は非妊娠時よりも色素沈着を起こしやすい状態となっているのです。
産後、黄体ホルモンは妊娠維持の役割を終えて分泌量が減りますが、慣れない育児によってさまざまなホルモンバランスは乱れがちです。
つまり、お肌の状態は決して万全とはいえません。
シミの発生にも肌の内側から肌表面に現れるまでのタイムラグがありますので、産後の弱っている肌にはシミなどさまざまな肌トラブルが顕在化してきます。
育児のストレスもシミ発生の原因になる

子育てをしていると、なんだかんだとイライラしてしまうことも多いでしょう。この育児のストレスもシミ発生の原因になってしまうのです。
なんとなく言葉では耳にしたことはあると思いますが、ストレスとシミの因果関係があるということ科学的にも証明されつつあります。
人間の身体はストレスを感じると緊張状態になります。その結果、血流が滞るのでたとえば細胞の生まれ変わりが鈍ったり老廃物を排出する力が弱くなります。
人の身体はアドレナリンを分泌して血流を良くするための働きかけをしますが、長期的な活動ができず、男性ホルモンの分泌を促します。
ストレスがなくなるまで男性ホルモンが分泌され続けることになるのですが、この男性ホルモンを分泌させようという働きかけに脳内では一部誤作動を起こしやすくなるそうです。
それが、メラニン色素を生成させるという指令です。
結果として、ストレスで血流が滞り、新陳代謝が鈍っている身体に、メラニン色素が不必要に生成されることで、シミが発生しやすくなってしまう環境が作られているのです。
授乳期が過ぎると自然と改善する場合も
産後のシミについては、一時的な症状で授乳期が過ぎると自然と改善する場合あります。
似たような例では産後の抜け毛や逆に体毛が濃くなった、という症状ですね。両者は女性ホルモンが主な原因になっているという共通点があります。
やはり、女性にとっては月経が周期的に巡るということが身体全体のバランスを整えるためには欠かせないリズムであるともいえます。
特に妊娠中から産後においては、卵胞ホルモン(エストロゲン)が優位性を潜めていたわけですが、女性の美しさを司るホルモンであるとも言われています。
女性ホルモンが整えられると、滞りがちだった肌のターンオーバー(新陳代謝)もよくなり、角質内に留まっていたメラニン色素などが少しずつ排出されていきます。
また、授乳期が終わる頃というと、少しずつ育児にも慣れて生活リズムも安定してきている頃ではないでしょうか。
もちろん個人差はあると思いますが、日常のストレスともうまく付き合い、乗り越えられる術を身につけてきているでしょう。
シミの発生原因となる要因が少しずつ改善され、エストロゲンの 「綺麗になる」「女性が女性らしく」といった働きも受けて、自然と改善されてくる時期であるとも言えそうです。
ビタミンCやAは摂っても授乳に影響はない?

シミの改善や予防につながるビタミンCやAは、基本的には摂取しても授乳には影響しません。
授乳は赤ちゃんにとっての命綱、さまざまな栄養素が気になる方も多いと思いますが、こちらは摂取して大丈夫。基本的には、どんな栄養素であったとしても、通常の食事から食べて摂取するものは何の影響もないと言われています。
ただし、赤ちゃんにアレルギーやアレルギー様の症状がある場合はこの限りではありません。医師に相談のうえ、場合によっては食事を制限する必要もあるかと思います。
ただ、ビタミンやミネラルなどの栄養素は非妊娠時よりも妊娠中・授乳中はたくさん消費されるので、必要量をサプリメントなども補給しながら、積極的な摂取が望ましいとされます。
ビタミンCは栄養のある母乳をつくるためや、母乳の分泌を増やるために必要です。ストレスや育児疲れの回復にもビタミンCが消費されます。
ビタミンCは水溶性のビタミンで、摂りすぎても体外に排出されるので摂取量に神経質になる必要はありませんが、ビタミンAは体内に蓄積されるビタミンであることから、過剰摂取に注意が必要です。
とはいえ、成長期には欠かせない栄養素であり、授乳中では母体も赤ちゃんもたくさん消費しますので、不足しないようにしっかりと摂るべきです。
ビタミンの摂取で気を付けたいことは、偏った食べ物の摂取とサプリメントによる摂取です。
例えばレバーやうなぎにはビタミンAがたっぷり含まれますが、これを週に何度も食べればやはりビタミンAの過剰摂取となってしまいますし、サプリメントも必要な栄養素だけを凝縮したものなので、決められた摂取量をきちんと守る必要があります。
費用はかかるものの有効なのは皮膚科のレーザー治療
産後のシミが授乳期が終わってもなかなか改善しない場合もあります。
シミ対策のスキンケアでアプローチしていくことも良いですが、やはり自己流のケアで結果が出ない・・・という方も多いのではないでしょうか?
そんな場合に頼りになるのが、費用はかかりますが皮膚科のレーザーによるシミ治療です。
CMでもおなじみ、湘南美容外科のシミ治療とは
レーザー治療などをおこなうとき、やはり“安心・安全”はクリニック選びの基本です。
しっかりとした技術のある、信頼のおけるクリニックであることが大事ではないでしょうか。CMでもお馴染みの湘南美容外科には、美容外科・美容皮膚科・美容歯科があります。
シミ治療に対する症例実績も多く、ベーシックな治療法から最新の治療法まで、バリエーション豊富な対応ができますので個々の症状に応じてアプローチすることができます。
レーザー治療については、さまざまなレーザー機器があり用途に応じて使い分けをするようです。
トライアル価格の設定もあり、シミ・そばかす・赤ら顔の改善効果のあるフォトRFアドバンスでは初回2000円です。
ニキビ凹凸にも対応しているフラクショナルCO2レーザーでは、初回4500円。シミ・肝斑に高い効果があるとされているスペクトラ・ヘリオスでは、全顔トライアル1回7500円・3回15000円。
ホホのみではトライアル1回2800円です。
レーザー治療の他、ケミカルピーリング、フォトフェイシャル、イオン導入、ハイドロキノンやレチノイン酸など外用薬などもあります。
シミへの改善アプローチにも多数の方法があるようですので、気になる場合にはまずは無料カウンセリングがおすすめです。