エラグ酸 美白 効果

エラグ酸の美白効果はけっして侮れない!?

たくさんのクルミ

 

エラグ酸・・・?

 

美容に詳しい方でなければ一見聞き慣れない名称ですが、実は肌の美白において大きなチカラを発揮してくれる成分です。

 

1831年にアンリ・ブラコノーという科学者が発見したエラグ酸は、イチゴのようなベリー類や、クルミなどのナッツ類、そのほかにもさまざまな果物や野菜に含まれている天然のポリフェノール成分です。

 

ポリフェノールとは植物が光合成をするときに作られる、食べたときに苦い渋いと感じたりする成分のことで、赤ワインに含まれる健康成分としても知られています。

 

エラグ酸は1996年に、厚生労働省によって医薬部外品の有効成分として認可されました。

 

医薬部外品になるには多くのハードルが

スキンケア用品は医薬品、医薬部外品、化粧品という3つの種類に分けられます。

 

医薬品は病気を治療するためのもの、医薬部外品は予防を目的に使われるもので、最後の化粧品は体を清潔に保つものというふうに分けられています。

 

医薬部外品の有効成分と認められるためには、まずそれが本当に有効な成分なのかを研究者に確かめてもらう必要があります。

 

それから用法や用量、効果や使用上の注意などを盛り込んだ資料を作成し、厚生労働省に提出して審査を受けなければなりません。

 

エラグ酸はその上で厚生労働省に効果を認められたものですから、安心して取り入れることができますね。

 

ちなみにエラグ酸には美白や老化防止効果の他にも、糖尿病やがんの予防、風邪やインフルエンザなどのウイルスなどへの効果もあります。

 

なぜ、エラグ酸は美白効果があるの?

美白を意識する女性

 

エラグ酸の持つ美白効果は2つです。シミの原因であるメラニンを作らせない効果と、抗酸化作用によって肌の生まれ変わりを促す効果に分けられます。

 

抗メラニン効果

まずはどのようにして肌を黒くする成分のメラニンができるのか、そしてエラグ酸がどのようにメラニンに関係するのかをご説明しますね。

 

肌にはメラノサイトという色素細胞があって、この中にはアミノ酸の一種であるチロシンが入っています。

 

このチロシン自体は肌を黒くするわけではありません。

 

しかしチロシンに対してチロシナーゼ酵素が働きかけることで、ドーパキノンという物質に変わり、最終的には肌を黒くする原因であるメラニンになってしまうのです。

 

メラニンが皮膚の表皮細胞であるケラチノサイトにとどまり続けると、やがて色素が沈着してシミになってしまいます。

 

エラグ酸には、チロシナーゼ酵素の働きをくいとめることでメラニンを作らせない効果があるんです。チロシンをメラニンに変えてしまうチロシナーゼ酵素は、ミネラルの銅がなければ働くことができません。

 

エラグ酸はこの銅を奪うことによって、チロシナーゼ酵素が働かないようにしてくれるんです。

 

チロシナーゼ酵素が働かなければ、チロシンがメラニンにならないですみます。つまり、シミにならずに済むというわけです。

 

抗酸化作用

続いて、エラグ酸に含まれる抗酸化作用についてご説明しましょう。

 

エラグ酸はポリフェノール成分であり、ポリフェノール成分にはどれも抗酸化作用があります。抗酸化作用とは人間の体の中に溜まりすぎた活性酸素から、体を守ってくれる作用のことです。

 

そもそも活性酸素自体は悪いものでなく、細菌やウイルスを攻撃してくれる体にとって必要なものなんです。

 

しかし活性酸素は増えすぎると、体の細胞を攻撃し始めてしまいます。

 

増えすぎた活性酸素はコラーゲンをはじめとする肌の細胞も攻撃してしまうため、肌の生まれ変わりであるターンオーバーがうまくいかなくなることも。

 

ターンオーバーが正常に働かないとメラニンが排出されずにたまり続け、やがて色素沈着を起こしてシミになってしまいます。

 

エラグ酸の抗酸化作用によって、活性酸素が攻撃する対象を肌の細胞ではなく、エラグ酸自身にすることによってターンオーバを守り、肌が黒くなるのを防いでくれるんですよ。

 

このようにエラグ酸は、メラニンを作るための酵素であるチロシナーゼを抑える効果、抗酸化作用によってターンオーバー正常化してメラニンを排出するという2つの効果を持っているというわけです。

 

エラグ酸の気になる副作用について

副作用が気になる女性

 

これだけたくさんの効果を持っているエラグ酸ですが、効果があればあるほど副作用が大きいのでは……と心配になってしまいますよね。

 

でも、安心してください。エラグ酸は天然のポリフェノール成分なので、果物や野菜などから取り入れるぶんには副作用はありません。

 

果物の持つ糖分の取りすぎや、果物や野菜そのものへのアレルギーには注意してくださいね。

 

ただし、サプリメントでエラグ酸を取り入れるのであれば話は別です。

 

エラグ酸自体には特に副作用はないのですが、サプリメントを過剰摂取した場合はエラグ酸以外の成分による副作用が考えられます。

 

特にドラッグストアなどで売っているサプリはマルチ成分のタイプが多いので気をつけましょう。

 

海外商品の通販ではエラグ酸のみを含むサプリがあるので、純粋にエラグ酸だけを摂るならこういう商品が向いています。

 

ただしエラグ酸もそうですが、栄養素は一気にたくさん取れば取るほど良いというものではなく、人間の体が吸収できる量も決まっています。

 

それぞれのサプリメントで1回の摂取量が決まっていますので、必ずそれを守るようにしてくださいね。

 

エラグ酸を多く含む食品は○○○○ベリー?

いろいろなベリー

 

エラグ酸を多く含む食品には、ザクロ、ベリー類のイチゴやブラックベリー、ラズベリー、クランベリーなどがあります。

 

クルミやクコの実などのナッツ類などにも含まれています。

 

パイナップルやヤマモモにもエラグ酸が含まれていて、食品の中でも特に果物に多いということがわかりますね。

 

最もエラグ酸を含む食品はブラックベリーであるという研究結果もありますが、日本のスーパーではイチゴ以外のベリーは手に入りにくいですよね。

 

そういう時は、冷凍のミックスベリーなどを探すと良いでしょう。ネット通販だと比較的簡単に見つかりますよ。

 

スーパーならコストコや西友、イオンの冷凍食品コーナーにもあります。