唇 日焼け 乾燥

唇は乾燥にめっぽう弱くてデリケートな部分

女性の唇

 

頭隠して尻隠さずではありませんが、日焼け対策で意外と忘れがちなのが唇。

 

昔、ロックバンド「GLAY」の全盛期に「口唇」という妖艶なヒット曲がありましたが、ぽってり艶のある唇は女性の美しさに欠かせない要素ですよね。

 

ところが、唇は紫外線によるダメージをめちゃくちゃ受けやすい部分なので細心の注意が必要です。

 

しっかり日焼け対策をしたはずなのに、気がついたら唇がカサカサに乾いて粉を吹いたり、口を開けた時にピリッという嫌な音がしてひび割れたり・・・といったトラブルが起きやすくなります。

 

口はしゃべったりご飯を食べたりと動かしていることが多く、傷や肌荒れが起きるとなかなか治りにくいので非常にやっかいなだけに、正しい予防法とケア方法を知っておくことはとても大切ですね。

 

唇が荒れやすい理由@皮脂腺がない

唇は顔のパーツの中でも特に荒れやすく、夏でも乾燥して皮が剥けてきますが、これは唇に皮脂腺がなく、慢性的に油分が不足した状態だからです。皮膚は適度な油分によってバリアが張られていますが、唇は無防備なままなので、何もしないでいると外からの刺激を受けやすくなるのですね。

 

唇が荒れやすい理由A角質層が薄い

唇は皮脂腺が少ないだけでなく、角質層もかなり薄いです。そのため、水分を保持する力が極端に弱く、すぐガサガサになってしまうのです。おまけに、食事をしたり話をしたりと頻繁に動かすので、ますます乾燥が進むという悪循環に。

 

唇が荒れやすい理由B紫外線に弱い

肌やボディはしっかりUV対策をしても、唇には特に何もしていないという人も多いと思いますが、ただでさえ水分や油分が少ない上、他の部分に比べてメラニンも作られにくいので、実は最も紫外線の影響を受けやすい部位なのです。

 

唇は肌のように日焼けするわけではありませんが、紫外線で水分が奪われると炎症が起きやすくなり、色素沈着してしまうことがあります。

 

唇の黒いシミはかなり目立ち、濃い色の口紅でもごまかしきれないケースが少なくないので、しっかりUVケアをするようにしましょう。

 

とはいえ、市販のUVケア用リップクリームは刺激が強く、人によってはかえって炎症を引き起こす原因になってしまいかねません。

 

唇の紫外線対策で重要なこと、それは保湿。どのようなものを使えば、余計な負担をかけることなく水分を保つことができるのでしょうか?

 

唇の保護はワセリンやプロペトが最適

 

唇の保湿といえばリップクリームが定番ですが、使い方によってはかえって唇を荒らす原因になるので注意が必要です。

 

「ちゃんとリップを使っているのに、なかなか乾燥や荒れが治らない」という時は、次のポイントに注目してみてください。

 

原料に「ヒマシ油」や「ミツロウ」が使われている

ヒマシ油やミツロウはリップクリームだけでなく口紅にもよく使われている成分ですが、これが入っていると荒れてしまうという人が多いです。

 

きちんと落としていない

リップクリームは透明なため、肌に塗る化粧水のような感覚で使っている人も多いですが、実はメイクと同じようにきちんとクレンジングする必要があります。このことを知らずに夜寝る時まで使っていると負担がかかって荒れてしまうので、きちんと落とすようにしましょう。

 

依存性がある

リップクリームを塗ると一時的に唇がぷるぷるになりますが、依存性があるのでこまめに使っているとだんだん手放せなくなってしまいます。これは明らかに過保護すぎ。かえって唇本来の機能を失うことになりかねないので、1日に何度も塗り直すのは避けましょう。

 

いかがでしたか? 「そういえば……」と思い当たることもあったのではないでしょうか。

 

唇は水分や油分を保持する機能が低いですが、その代わり他の部位に比べてターンオーバーのサイクルが早いという特徴があり、通常は28日周期で行われる細胞の生まれ変わりが約1週間でできてしまいます。

 

そのため、少しぐらいのダメージならへっちゃら。リップクリームのつけすぎで甘やかすよりも、適切な保湿の仕方でサポートしてあげたほうが良い状態を保てるのです。

 

そのためのアイテムとして最適なのが「ワセリン」や「プロペト」。

 

ヒマシ油のような余分な成分を含まないので、唇に負担をかけることなく油分を補うことができます。ワセリンは油焼けの原因になると敬遠された時期もありましたが、これは精製技術の発達していなかった時代に主流だった「黄色ワセリン」の話。不純物の少ない「白色ワセリン」ならそのような心配はないので安心です。

 

プロペトは、ワセリンをさらに精製してより純度を上げた保湿剤。皮膚科では、よくアトピーの患者さんにも処方されています。

 

ただし、ワセリンやプロペトなら何の問題もないというわけじゃなく、角質層に入り込んで天然保湿成分の働きを邪魔したり、稀にかゆみや発赤が出たりすることもあります。

 

上手に使うコツは「本当に必要な時だけ塗る」こと。唇の調子が良い時にまでこまめに塗り続ける必要はありません。

 

ビタミンB2の摂取も効果的

 

ビタミンB2には、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。不足すると唇が荒れたり、口角炎(唇の端が荒れ、切れたり腫れたりするもの)になったりするので、食事の内容に気を付けるようにしましょう。

 

ビタミンB2を多く含む食品

レバー、うなぎ、ブロッコリー、いくら、卵、焼きのり、アーモンドなど

 

調理のポイント

ビタミンB2は水溶性なので、汁物や煮込み料理にすると損失を少なくすることができます。材料を洗う場合はできるだけ手早くし、栄養素の流出を防ぎましょう。また、アルカリ性に弱いので重曹との併用は避けてください。

 

食材の保管は日の当たらない場所で

ビタミンB2は紫外線に晒されると酸化してしまうので、食材の保管は日の当たらない場所にするのが鉄則です。

 

まとめ

デリケートな唇は適切なケアと栄養素の摂取で守る!

 

皮脂腺がなく、角質層に水分を蓄えることも得意ではなく、おまけに紫外線にも弱い唇。肌の調子ばかりが気になって「リップケアは市販のリップクリームだけ」という人も多いのですが、それがかえって荒れを加速させる原因になることもあるので注意が必要です。「ワセリン」や「プロペト」などの安全な保湿剤でケアしつつ、粘膜を強化してくれるビタミンB2を摂って唇を守りましょう。